人事委員会勧告について

 人事委員会勧告が10月15日に出されました。
 月例給の改定はないものの、特別給(ボーナス)を0.15月分引き下げ、年間4.30月とする勧告です。この結果、県職員(給与勧告対象職員)20580人の平均年間給与は約58000円の減少となります。
    人事委員会は、私たち高教組を含めた県職連に、この勧告内容を当日15時に直接、説明しました(県庁28階)。それに対し、県職連代表は会計年度職員の特別給への配慮がないことを指摘し、大きな問題であることを訴えました。
     その後、県職連(県庁労組、県企業局労組、県教組、高教組の4単組)幹事会を開き、今後の活動方針を決めました(高教組は委員長ら5人の本部役員が参加)。
  一番のポイントは私たちの要求を具体的に伝えることです。県当局は具体的事実を元に予算が必要であることを文書化し、知事、議会に説明します。15日には既に澁谷委員長が直接、知事に会い、口頭で教育予算の増額を要請しました。今後は知事宛ハガキで組合員一人一人の要求をまとめて提出します。このハガキは各4単組で何枚集めたかを公開して知事に渡しますので、数が少ないと要求は少なかったということになってしまいます。組合員に限らず、この要求ハガキになるべく大勢の職員が参加し、私たちの労働条件がよくなるようにしましょう!

人事委員会勧告への対応(知事・県議会議長要請)

 10月15日(金)13:30、今年度の人事委員会勧告(人勧)が出ました。勧告の詳細は別途確認していただくとして、勧告に対する組合の当日の行動内容について報告します。

13:00 人勧の概要受領~内容確認 @県庁301会議室
 今年度の人勧のポイントは、
 ①月例給の改訂なし
 ②ボーナス0.15ヶ月分引下げ(再任用職員も)
  ※2年連続のボーナス引下げです。

13:50 13:30からの知事への勧告が終わるのを待ち、知事への要請 @知事応接室
 ※ 知事、副知事(2名)、県総務部長 vs 県職労委員長・県職連議長、県教組委員長、高教組委員長、県企労委員長

14:15 13:50からの県議会議長への勧告が終わるのを待ち、議長への要請 @議長応接室
 ※ 県議会議長 vs 県職労委員長・県職連議長、県教組委員長、高教組委員長、県企労委員長

 知事、議長に対しては、コロナ、ICT機器導入による更なる長時間労働・多忙化(表には出ませんが、ある高校では学校のシステム構築で連日24時近くまで居残り、それでも足りず休日に仕事をせざるを得ない人もいます)の実態、多忙化を解消するにも人が足りなくてできない(例えば私は学級担任をしながら委員長もやっている)、地公臨の先生は学校において「なくてはならない存在」(例えば今ここへ来るために私が生徒を任せているのは地公臨の先生)なのに低い賃金で働かされている等の話をし、「今度は物(ICT機器)ではなく、人にお金をかけて欲しい」と要請してきました。

15:00 人事委員会より、組合役員(委員長4名と書記長4名)への勧告内容の説明 @県庁281-B会議室

15:30 第3回県職連幹事会(知事要求書の内容及び今後の日程の確認) @県庁281-B会議室

16:30 高教組臨時執行委員会(人勧内容に対する感想共有と今後の交渉の方針の確認) @教育会館3階高教組本部・書記局

 人勧で賃金カットが出てしまうと、組合の交渉でも止めることはとても難しいですが、他の部分(長時間労働・多忙化の解消、年休・病休等の休暇取得抑制の排除、新型コロナ対応に対する手当の創設、臨時採用職員の正規採用促進、各種ハラスメントの根絶など)で、皆さんの働きやすい環境を確立するために交渉を進めて行こうと思います。

 今後、10/18日(月)教育長要請と10/19(火)知事要求書提出、3回の県職連交渉(対知事・総務部長)と3回の単組交渉(対教育長・県教委事務局)があります。
 皆さん支援と交渉への参加(今年もコロナ対応で参加人数は限られていますが、希望があればぜひ。希望者は書記局へ連絡してください)、よろしくお願いします。