群馬高教組について
ひとりより、みんなで力を合わせれば大きな力になります
群馬県高等学校教職員組合は、日本国憲法の保障する勤労者の団結権(第28条「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動する権利は、これを保障する」)のもと、労働組合法、地方公務員法に則って組織された「勤務条件の維持改善を図ることを目的とした」職員団体です。職員一人ひとりが、心身ともに健康で働ける労働条件を求め、誇りとやりがいを持って働ける民主的職場環境の実現を図ります。
時として、使用者は一方的・全体主義的で横暴な側面を持ちます。一方、労働者一人ひとりは極めて弱い存在です。この関係が過去において、多くの人々に苦痛をもたらしたことは、歴史の示すとおりです。このため、労働者は使用者に対し、団結して自分たちの労働条件や生活条件を守り向上させていく運動を展開してきました。これは単に労働者のため、というだけでなく、社会で生きているすべての人々の生活を向上させていくという点において、むしろ社会貢献とさえ言えるものであります。
教育においては、第二次世界大戦以前、政治・行政が不当に教育に介入していた事実があります。このことに対する深い反省が戦時中あるいは戦争終結後にあり、その反省のもと、私たちは「民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献」(教育基本法)するという教育の使命を確認しました。けれども、ふたたび政治や経済的な力が教育に介入する動きが強まっています。その一方で、大きな力でものごとを動かすのではなく、小さな力を集め、草の根から自分たちに本当に必要な改善をすることの必要性・有効性も高まってきています。その意味においても、教職員組合の果たすべき役割は大きいといえます。
私たち群馬高教組は、歴史的転換点ともいえる現在の情勢において、私たちの存在意義と使命を再確認し、多くの教職員と手を取り合って、子どもたちと教育、そして世界の未来を切り拓くために団結するものです。
目的
組合員の経済的、社会的、政治的地位の向上につとめるとともに、教育的課題の自主的解決をはかり、民主教育の確立に寄与する。
この目的を達成するために、次の事業を行う。
1.経済的、社会的、政治的地位の向上に関すること
2.賃金および労働条件の改善向上に関すること
3.教育行政、学校運営の民主化に関すること
4.教育実践の民主化、民主的教育研究の推進に関すること
5.福利、厚生、レクリェーションに関すること
6.他の労働組合、民主的諸団体との連絡連携に関すること
7.その他必要と認めること